「残クレ」はデメリットしかないと言われる理由やカーリースとの違いを解説!

カーリース リース 残クレ 違い

残クレ(残価設定クレジット)は車の購入方法の一つであり、最近では残クレで新車を購入する人が増えていますが、デメリットしかないという意見があります。
また、契約中に一定の制限や残価を設定することから、カーリースとあまり変わらないのでは?と思われる人もいるかもしれません。

そこで今回は、残クレはデメリットしかないと言われる理由や残クレとカーリースの違い等を詳しく解説していきます。

 

「残クレ」はデメリットしかないと言われる理由

残クレはデメリットしかないと言われる理由としては以下の6つが考えられます。

  1. 利息の総額が高くなる
  2. 走行距離に制限がある
  3. カスタマイズができない
  4. 車が”下取り”か”買取り”になる
  5. 乗換えに制限がある
  6. 追加で支払いをする場合もある

順に解説します。

利息の総額が高くなる

残クレは最初に残価を設定して残りの金額を毎月支払っていくしくみですが、その金利はこの毎月の支払額だけにかかると思っている人がいるかもしれません。
しかし、残クレは設定した残価にも金利がかかります。要するに車両本体価格全てに金利がかかるため、元金が減りにくいというのがデメリットといえるでしょう。

走行距離に制限がある

残クレでは、設定した残価(下取り額)を契約満了後まで保つために走行距離に制限を設けています。仮にこの制限距離を越えると超過料金を請求されるため注意が必要です。

一般的には月間走行距離を1,000㎞〜1,500㎞で設定しているカーリース会社が多いですが、比較的走行距離が多い運送業や営業職は注意する必要があります。

カスタマイズができない

残クレはカーリースと同様に車のカスタマイズ(改造)が出来ないというデメリットがあります。理由はカーリースと同じく残価を設定するからです。
契約中にカスタマイズしてしまうと、契約満了後、車を返却する際に査定額が残価(下取り額)を下回ってしまう可能性が高くなります。

そうなると差額を支払う事になるため注意が必要です。車をカスタマイズしたいなら残価設定ではなく一括払いか通常のカーローンで購入しましょう。

車が”下取り”か”買取り”になる

残クレの契約満了後の選択肢は「下取り(返却)」もしくは「買取り」の2択になります。
下取りの場合は、残価精算をしたうえでディーラーへ車を下取りしてもらうことになりますが、残価より査定額が下回るとその差額を支払わなければいけません。

また、契約者が買取りする場合は、残価を一括で支払う必要があります。
契約満了後に多額の費用が発生する可能性があるため、まとまった費用を準備するのが難しい人には残クレは不向きといえるでしょう。

乗換えに制限がある

残クレは各々のディーラーが提供するサービスです。そのため、契約した車を乗り換える時も同じディーラーで選ばなければいけません。

お気に入りのメーカー車を乗り続ける人なら問題ないですが、違うメーカーの車に乗り換えたい人にはディーラーを変更する手間があるため不便だといえます。

カーリース”JOBBY”では、お好きな車種へのお乗り換えが可能です。

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追加で支払いをする場合もある

残クレを契約中、車に傷や凹みを付けたり内装に汚れや損傷があると、契約満了時に下取りを選択している人は残価を下回る可能性が高くなります。その場合、追加で下取り額と残価の差額を請求される事があるため注意が必要です。

また、事故を起こして修復歴がある車も残価相当の金額を請求される事があるため、契約中は安全運転を心がけましょう。

 

デメリットしかないと言われる「残クレ」の仕組み

残クレはデメリットしかないと言われる事がありますが、その仕組みはどうなっているのでしょうか。
残クレはの仕組みは、最初にディーラーが残価(下取り額)決めておき、残りの金額を契約者が毎月均等に支払っていくシステムです。

契約年数は3年・5年・7年が多く、契約年数まで支払いが終わった後の選択肢は以下の3つがあります。

  • 車を残価精算(返却)して終了
  • 車を乗り換える
  • 残価を一括払いして車を買取る

残クレに対しては、「ほとんどの場合、残価精算が発生する」「残価を一括払いするなら初めから現金一括払いするかカーローンの方が安く済む」という意見があるのもデメリットに感じる理由といえるでしょう。

 

「残クレ」のメリット

残クレのメリットには以下の3つがあります。
順に解説します。

月々の支払いを抑えられる

残クレは一般的なカーローンと比べて月々の支払額が安くなります。

例:ホンダFIT(e・HEV・新車価格)を5年・60回払いで購入する場合

カーローンの場合 残クレ(残価設定クレジット)の場合
初回の支払額 53,488円×1回 40,228円×1回
2回目以降の支払額 49,300円×59回 38,200円×58回
支払い総額 2,687,690円 2,255,828円(残価精算して返却・乗り換えた場合)

上記のように比較すると、残クレの方がカーローンより月々の支払額を約1万円安く抑える事が出来ます。さらに、残クレは残価を設定しているため、支払い総額もカーローンより安くなります。
ちなみに残クレの料金には各種税金・自賠責保険・各種手数料等が含まれますが、カーローンはこれらの費用が別途必要です。

数年ごとに新車に乗り換えができる

一般的なカーローンではローンの返済期間が短いほど月々の返済額は高くなります。さらに、別の車に乗り換えるには再度面倒な手続きをしなければならず、手間がかかるのがデメリットといえます。
一方、残クレは車を購入した時点で乗り換え時期を決められるため、手続きがスムーズに行える事がメリットです。

売却時の市場価格に左右されない

残クレは購入時にあらかじめ契約満了後の残価(下取り額)が設定されます。車を手放す時の下取り額がおおよそ分かっているため、売却時の市場価格を気にする事もありません。
但し、車に傷や凹みを付けると残価に影響が出る可能性があるため、注意が必要です。

 

「残クレ」のデメリット

残クレのデメリットとしては以下の4つがありますが、同じ残価設定があるカーリースと似ています。
順に解説します。

走行距離に制限がある

残クレでは残価(下取り額)を保つために走行距離を制限しています。多くのディーラーでは1ヶ月1,000㎞〜1,500㎞程度に設定されていますが、1日に50㎞を超える走行が予想される場合は、残クレ以外の購入方法を検討しましょう。

追加費用が発生するケースがある

上記のように、制限された走行距離を超えたり車に傷や凹みを付けたりすると契約満了時に違約金として追加費用を請求される可能性があります。

また、残価(下取り額)よりも査定額が下がるため、差額も支払わなければいけません。

車を返却か残価精算しなくてはいけない

残クレは契約満了時に返却・乗り換え・残価精算をして買取りの3択がありますが、これがデメリットと感じる人もいます。

数年かけて支払ってきたにも関わらず、車を返却しなければいけない事に不満がある人もいるかもしれません。また、自分の所有車にするためには残価を一括払いして買取らなければいけないため、まとまった費用を準備するのもデメリットと感じる人もいるでしょう。

車の乗り換えは同じメーカーの車種になる

残クレは基本的にディーラーで契約するため、契約満了後に車を乗り換える場合でも同じメーカーの車から選択しなければいけません。
別のメーカー車に乗り換えたい場合には、残価を一括払いして車を返却するためまとまった費用が必要になります。

 

「残クレ」と「カーリース」の違い

残クレとカーリースは残価を設定して契約するという点では同じですが、細かい点では以下の3つの違いがあります。
順に解説します。

利用料に含まれる費用の違い

残クレとカーリースでは利用料に含まれる費用に違いがあります。

残クレで毎月支払うのは車両本体価格のみです。
一方、カーリースは各種税金や自賠責保険が最初から月額料金に含まれているため、自分で税金や自賠責保険料を支払う事もありません。

さらにカーリースでは車検やメンテナンス費用も月額料金にコミコミにする事も出来るため、残クレよりも費用を抑える事が出来ます。

カーリース”JOBBY”では、お客様ごとに最適なリースプランをご提案させていただきます。

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金利が発生するかしないかの違い

残クレを利用すると車両の購入費用に金利が発生します。また、設定した残価に対しても金利がかかるため、利率にもよりますが契約者にとっては結構な負担です。

一方、カーリースはあくまでもリースなので金利はかかりません。但し、カーリースの月額料金にはリース手数料がかかります。

デメリットへのリスク回避のプランがあるかの違い

残クレのデメリットは、残価精算がある事や買取りする場合には残価を一括払いする必要がある等のデメリットがあります。また、購入とはいっても、契約期間中は車をカスタマイズ出来ない事や走行距離に制限がある等、自由度は低いといえるでしょう。これは、カーリースと似たところがありますが、デメリットに対する具体的なデメリット回避はありません。

一方、カーリースは残クレと同じようなデメリットはあっても、車がもらえるプランやカスタマイズOKのカーリース会社を利用する等の対策をとる事でこれらのリスクを回避する事が可能です。

 

「残クレ」と「カーリース」に向いている人

残クレとカーリースはそれぞれのメリットとデメリットがあります。どちらが最適なサービスなのかは利用者によって変わるため、車をどう活用するのか、費用はどれぐらい用意出来るか等をあらかじめ決めておく事が重要です。
ここでは、残クレとカーリースそれぞれに向いている人はどんな人なのかを解説します。

「残クレ」に向いている人

残クレに向いているのは、短期間で新車を乗り換えたい人です。残クレの多くは3年〜5年の契約なので、この周期で最新の車に乗り換えたい人には残クレは最適だといえるでしょう。

また、メンテナンス・税金・自賠責保険等の維持費が別途かかるため、その都度費用が準備出来る人にも向いているといえます。

「カーリース」に向いている人

カーリースは残価を設定するという点では残クレと一緒ですが、月額料金に各種税金や自賠責保険が含まれる他、車検やメンテナンス費用まで月額料金に含まれるカーリースもあります。

このようなことから、カーリースは毎月定額の支払いだけで完結したい人におすすめです。また、カーリースは頭金等の初期費用も必要ないため、まとまった費用が準備出来ない人にも最適なサービスといえます。

JOBBYでは、ご納車まではもちろん、アフターフォローに対しても全力でサポートいたします。

カーリースJOBBYについて

 

まとめ

残クレはデメリットしかないという意見もありますが、そんな事はありません。

残クレは契約時に残価を設定するため、月々定額の支払いで車に乗れます。また、短期間のスパンで乗り換えたい人にとっても残クレは最適だといえます。
そして、残価を設定する事や車の乗り方に制限がある点ではカーリースと一緒ですが、そのシステムは全く違うため注意が必要です。

残クレのメリットとデメリットを十分理解し、そのうえでカーリースと比較して自分に最適な方を選びましょう。

その他ご不明点やご相談もお気軽にお問い合わせください。

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Q&A よくある質問

リース(ローン)契約中の解約は出来ますか?

下記2パターンにて中途解約が可能です。

【契約解約後…お客様買取希望の場合】
[月額リース料×残月数]+[残価(リース時)]+[事務手数料]-[未経過費用]で買取が可能です。

【契約解約後…手放し・返却の場合】
[月額リース料×残月数]+[残価(リース時)]+[事務手数料]-[未経過費用][現状車両査定価格]で手放し・返却が可能です。

他の販売店で見つけた車両でもリース(ローン)組むことは出来ますか?

当社と販売店での取引(仕入)が可能であれば、対応可能です。

中古車の場合は車両トラブルは付き物です。

リース(ローン)契約後もご安心して愛車と向き合える様、当社(JOBBY)はお客様のご贔屓にしている販売店の活用をお勧め致します。

事業用(緑ナンバー)のトラックもリース(ローン)契約可能ですか?

取扱可能です。

※ローン会社によっては、取扱条件として自家用(白ナンバー)のみの場合もございます。

またリース(ローン)契約中に自家用(白ナンバー)から営業用(緑ナンバー)への切り替えも可能です。

どんなオプションでも対応出来ますか?

単純明快に回答すると

車検に受かる範囲内の架装であれば対応可能です。

※架装代も納車前であればリースやローンに組み込む事も可能です。
※車検に受からないオプションはお受け出来ませんので、ご了承下さい。

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