カーリースの審査基準は？審査に通過しやすいポイントなどを紹介！
カーリースでも車をローン購入する時と同様に審査があります。一般的にはカーローンの審査よりも通りやすいといわれていますが、実際にどのような審査基準があるのか気になる人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、カーリースの審査基準と審査に通過するためのポイント等を解説していきます。
カーリースの審査基準
カーリース会社はリース契約を通じて車の購入費用を提供するため、契約者の返済能力を評価する必要があります。そのため、以下の5つの要素が審査基準になります。順に解説します。
年収
カーリースにおいて、契約者の年収は、返済能力を判断する重要な要素です。
一般的にカーリースの審査基準になる年収は200万以上といわれていますが、月額料金や選択する車種によっては、年収200万円以下であっても審査に通るケースもあります。
収入の安定性、雇用形態
安定した収入源がある正規雇用者の場合、審査に通りやすいといえます。なぜなら、カーリースは年単位で契約することが多いため、支払い能力がないと判断されれば審査に通らない可能性があるからです。
一方、非正規雇用者や個人事業主のような収入が不安定な職に就いている人は、審査に通りにくいといえます。
但し、比較的安い車種やプランによっては、収入が不安定でも審査に通ることもあるため、気になる人はカーリース会社に相談してみましょう。
資産
カーリースの審査では、契約者の資産状況も見られることがあります。仮に契約者が非正規雇用であっても一定の資産があれば審査に通ることがあるからです。資産とは主に自宅・土地・車等があげられ、万が一支払いが困難になってもこれらの資産を担保にすることで審査に通る可能性が高くなります。
しかし、実際に資産を担保にする人は多くないため、あくまでも資産が無いよりは有利ぐらいに思っておくといいでしょう。
債務履歴
カーリースの審査では、契約者に自己破産歴があったり滞納や支払い遅延の履歴がある場合、審査基準が厳しくなります。これはブラックリストといわれる信用情報機関を審査で見られるからです。
信用情報機関としては、JICC（株式会社日本信用情報機構）やCIC（割賦販売法・賃金業法指定信用情報機関）等がありますが、これらに載っている場合は審査に通りにくいことは理解しておきましょう。
現在の債務状況
現在の債務の額や支払い状況も審査基準として考慮されます。多重債務や支払い滞納がある場合、返済能力に不安があると判断され、審査に通りにくいといえるでしょう。
例えば現在、銀行から多額の借入れがあったり、クレジットカードのキャッシングがある場合は注意が必要です。
もちろん、毎月しっかり返済している場合はこの限りではありません。
JOBBYでは気になるポイントをまとめてご相談可能です。
カーリースの審査に落ちやすいケース
では、カーリースの審査に落ちやすいケースはどういったものでしょうか。
原因は人によりさまざまですが、主に以下の3つが考えられます。順に解説します。
収入が不安定
収入が不安定な場合、カーリースの審査に落ちやすいといえます。カーリースは契約期間が年単位のことが多いため、リース料金を継続して支払うことが出来ないと判断される可能性があるからです。
年収が200万円以下の人・非正規雇用者・勤続年数が1年未満の人が対象者となりやすいため注意が必要です。
しかし、必ずしも収入が不安定な人が審査に通らないとは限りません。例えば、年収が200万未満でも勤続年数が5年以上だったり、非正規雇用者でも年収が200万以上ある場合は審査に通ることもあります。
支払いを滞納するリスクがある
カーリースの審査で見られるのが信用情報です。信用情報とは個人のクレジットカードの利用状況やローンの返済履歴等のことで、この信用情報に自己破産や返済遅延等の履歴があると、リース料金を滞納するリスクがあるとして審査に落ちることがあります。
虚偽の申告をする
カーリースの審査に通るために、収入・雇用形態・勤続年数等について虚偽の申告をしてはいけません。審査に落ちるだけでなく、信販会社やカーリース会社に訴訟を起こされることがあるため、絶対にしないようにしましょう。当然ですが、虚偽の申告をしても審査の段階でバレてしまいます。
また、意図的でなくても審査の申込書に誤った内容を記載しても虚偽記載とみなされるため、注意が必要です。
カーリースの審査に必要なもの
カーリースの利用者は個人・法人・外国籍とさまざまです。そのため、審査に必要なものも契約者によって変わってきます。
しかし、審査に必要なものが揃っていても、情報機関に問題がある人や年収が低い場合は必ずしも審査に通るとは限りません。
そのため、より審査に通りやすくするために、連帯保証人を付けることが有効です。
まず、個人で以下のものを用意します。
- 契約書
- 身分証明書（運転免許証）
- 印鑑証明
- 住民票（発行3ヶ月以内）
- 銀行印
- 銀行口座番号が分かる通帳もしくはキャッシュカード
- 車庫証明
上記のものを用意したうえで、連帯保証人を選出しましょう。
連帯保証人になる人には以下のうち、どれか一点が必要です。
- 運転免許証（表裏両面をコピーする）
- マイナンバーカード（顔写真・氏名・住所面をコピーする）
- パスポート（顔写真・氏名・住所面をコピーする）
また、連帯保証人が外国籍の場合は、在留カードも用意しましょう。
ちなみに、審査時に連帯保証人が同行する必要はありません。しかし、同行した方がカーリース会社にも信頼度が高くなるため、可能であれば同行することをおすすめします。
また、関係の遠い人より身近な親族を連帯保証人にする方が、より審査に通りやすいでしょう。
JOBBYにてご不明点がありましたらお気軽にご相談可能です。
カーリースの審査を通過するためのポイント
カーリースの審査に不利といわれる非正規雇用者や勤続年数が浅い人でも、信用情報に問題なく収入があれば審査に通る可能性は十分あります。
カーリースの審査を通過するために抑えておきたいポイントは以下の3つです。順に解説します。
年収に見合ったリース車を選ぶ
カーリースの審査に通るのは年収200万円以上あることが目安とされていますが、絶対ではありません。しかし、年収が低い場合、高級車やグレードの高い車種を契約することは難しいでしょう。
そのため、自身の年収に見合ったリース車を選ぶことで審査に通りやすくなります。可能であれば、頭金を入れるのも有効です。
また、同じ車種でも、新車では審査に落ちても中古車なら審査に通ることもあるため、こだわりの車種がある場合は中古車を選択することも検討しましょう。
支払いの滞納がないか確認しておく
カーリースの審査を申し込む前に、自身の毎月発生する支払い関係に滞納がないかを確認することが重要です。毎月発生する支払いとは、携帯電話代・公共料金・国保・税金等のことを指します。
一時的に払い忘れのこともありますが、何ヶ月も支払いが滞っていると審査に影響が出るため、出来るだけ早く支払うようにしましょう。
信用情報を確認しておく
現在、クレジットカードでのキャッシングやローンの返済に滞納があると、信用情報に載ってしまうため審査に不利です。また、過去に自己破産の経験がある場合、信用情報と官報に5年〜10年間履歴が残るため、この間に審査を通ることは難しいといえます。
そこまでいかなくても、信用情報に不安がある場合は、自身で信用情報機関に問い合わせることが可能ですので、確認することをおすすめします。
いずれにしても、借入れがある場合はしっかり返済しておくといいでしょう。
まとめ
今回はカーリースの審査基準について解説しました。
カーリースは月額料金だけで車に乗れますが、そもそも審査に通らないことには利用が出来ません。
そのため、審査を通過するためには事前の準備が必要です。
信用情報の確認や自身の収入と支出のバランスを考慮し、自分に合った車種を選択することで、審査のハードルは低くなります。
