商用車におすすめのミニバンを紹介:メリット・選び方も解説
商用車として利用されている車種は様々ありますが、ミニバンを導入する企業や個人事業主の方も多いことでしょう。
ミニバンは荷室が広く、多くの荷物が積めるため、仕事用にも適した車種だといえます。
ただし、企業が商用車を導入する際には、業種にあったミニバンを選ぶことが重要です。
それは、車種の選択肢を誤ると、余計なコストがかかってしまう可能性があるためです。
そこで今回は、商用車におすすめのミニバンや選ぶ際のポイントを解説します。
車両特定・リース料など無料相談先
商用車としてのミニバンのメリット
ミニバンは一般の方にも、レジャーやキャンプ用として人気がある車ですが、商用車として利用しても様々なメリットがあります。
ここでは、ミニバンを商用車として利用するメリットを解説していきます。
リース料と共に参考にしていきましょう。
カーリースJOBBYミニバン一覧室内空間が広い
ミニバンの最大の魅力は、何と言ってもその室内空間の広さです。
運転しても圧迫感がなく疲れにくいため、長距離運転が多い営業職にも最適な車といえるでしょう。
また、荷室が広いのもミニバンの強みです。特に、大きな荷物を扱うことが多い業種では、このメリットは非常に大きくなります。
例えば工事業者なら、工具や資材の運搬に重宝するため、この業種でミニバンを利用する企業や個人事業主は多いでしょう。
シートアレンジができる
ミニバンは、シートアレンジを変えることで、さらに荷室空間を広くすることができます。
例えば、2列目シートや3列目シートを折りたたんだり取り外したりすることで、荷室の広さを自由に調整することができます。
普段は人員輸送に使用し、必要に応じて広い荷室を確保して荷物も運ぶといった使い方が可能です。
また、昼休みや休憩などのときは、2列目シートをリクライニングさせたり、3列目シートを倒したりしてフルフラットな状態にすることで、仮眠を取ることも可能です。
ミニバン問合せNo1;ハイエースワゴン多くの荷物を積める
ミニバンの荷室の広さは、車種によって異なりますが、一般的には、セダンやハッチバックなどの乗用車よりも広くなっています。
例えば、トヨタのアルファードの場合、荷室の容量は3列シートを収納した状態で最大860Lあるため、シートアレンジの工夫次第で、普通車には積めない長尺物でも楽に積み込めます。
このように、ミニバンを商用車として検討する際には、荷室の広さが重要視されます。
車検が2年に1回でよい
車検は、車の安全性を確保するために必要な定期検査です。
しかし、複数台を保有する企業としては、莫大なコストになることもあります。
ミニバンは普通車のため、初回登録から3年後、以降は2年ごとに車検を受ける必要があります。
一方、トラックなどの商用車は、初回登録から2年後、以降は1年ごとに車検を受けなくてはいけません。
このように、ミニバンを商用車として利用すれば、車検の頻度が半分になるため、車検費用を大幅に削減することができます。
商用車としてミニバンを選ぶ際のポイント
商用車としてミニバンを選ぶ際のポイントは色々ありますが、主に以下の4つの点に注目しましょう。
- サイズ
- 乗車定員数
- 装備
- シートアレンジ
サイズ
商用車としてミニバンを選ぶ際に、1番注目したいのがサイズです。
同じミニバンでもロングボディや普通車サイズなど様々な大きさがあり、3ナンバーや5ナンバーなど、車のナンバーで区別されます。
▼ミニバンのサイズ
3ナンバー | ・全長 4,701㎜以上 ・全幅 1,701㎜以上 ・全高 2,001㎜以上 ・排気量 2,001cc以上 |
5ナンバー | ・全長 4,700㎜以下 ・全幅 1,700㎜以下 ・全高 2,000㎜以下 ・排気量 661cc以上2,000cc以下 |
3ナンバーはボディだけでなく、室内と荷室も広く圧迫感がないので、快適なドライブができるのが特徴です。
主な車種としてはトヨタのアルファードやヴォクシー、日産のエルグランドなどがあります。
価格帯は300万円を超えるものがほとんどで、商用車として導入するには、コストがかかるのがデメリットです。
一方、5ナンバーは3ナンバーよりコンパクトサイズですが、室内に圧迫感はなく、荷室も大容量です。
また、一部の車種では、3ナンバーよりも税金面で安くなる場合があります。
5ナンバーのミニバンには、日産セレナやホンダフリードなどがあり、価格も3ナンバーより安価です。
乗車定員数
ミニバンの乗車定員数は、大きく分けると7人乗りと8人乗りがあります。7人乗りは2列目が2人、3列目が3人乗りで、8人乗りは2列目3列目ともに3人乗りです。
例えばアルファードの場合、2列目シートはそれぞれ座席が独立しており、快適なドライブができます。3列目のシートを収容すると広い荷室も確保できるので、4人乗車で荷物も積みたい場合におすすめです。
また、大人数を乗せたいなら8人乗りの日産セレナがおすすめです。フル乗車でも荷室が確保できるため、かさばらない荷物なら積むことができます。
装備
商用車としてミニバンを利用する際には、装備も気になるところでしょう。
最近のミニバンの装備は充実しています。例えば、車線逸脱や全方の車に接近すると警報音が鳴ったり、後部のドアが全て電動で、乗り降りや荷物の出し入れが楽だったりと、ドライバーに配慮されており、追加でルーフキャリアを付けることも可能です。
単にたくさんの荷物が積めるだけでなく、快適な運転ができるのもミニバン選びには重要だといえるでしょう。
シートアレンジ
シートアレンジは7人乗りと8人乗りで変わってきます。
7人乗りなら5人乗車、8人乗りならゆったり4人乗車が可能です。
さらに、3列目をたたんで荷物を積んだり、7人乗りの2列目のシートの真ん中を開けて長尺物を積んだりすることができます。
また、2列目と3列目を全てたためば、広大な荷室が確保され、フルフラットにすると寝室として車中泊も可能です。
このように、車種によってシートアレンジが違うため、いかに業種に合ったミニバンを選ぶかが重要といえるでしょう。
商用車におすすめのミニバン
基本的にミニバンは様々な業種に適応できるため、どの車種でも商用車にふさわしいですが、ここでは特におすすめしたいミニバンを4台紹介します。
マツダ ボンゴバン
マツダのボンゴバンは、1966年に販売された非常に歴史の長いミニバンです。当時から商用車として様々な業種で利用されていますが、現在は生産が終了しています。
ボンゴバンは2人乗りで荷室を広くして利用することが多く、工事関係者や小売業など、大容量や長尺物を運ぶ業者に好まれる傾向があります。
また、ミニバンとしてはコンパクトなボディで小回りが利くため、狭い道路でも運転しやすい車です。
安全装備も、衝突回避支援システム「スマートアシスト」を搭載しており、歩行者や車の多い都会でも安心して運転できます。
ボンゴバンは現在、生産終了していますが、購入は可能です。
▼マツダ ボンゴバン 概要
サイズ(㎜) | 全長4,065×全幅1,665×全高1,930 |
乗車定員(人) | 2〜5 |
エンジン形式 | 1.5L ガゾリン |
燃費 WLTCモード(㎞/L) | 12.6(5速マニュアル) |
装備 | ・衝突回避支援システム ・ドライブスタートコントロール(AT車) ・電動格納ドアミラー(DXグレード) ・LEDヘッドランプ |
車両本体価格(税込) | ・STDグレード:1,822,700円〜2,203,300円 ・DXグレード:1,978,900円〜2,350,700円 |
公式サイト | https://www.mazda.co.jp/cars/bongo-van/ |
日産 NV150 AD
日産のNV150 ADは、2016年にマイナーチェンジしてから、先進安全装備を搭載し、より商用車として安全に運転できる車になっています。一般的なミニバンというより「ライトバン」といった方が馴染みがあるかもしれません。
NV150 ADが向いているのは、営業車です。商品サンプルなどを積み込んで店舗周りをするのに最適な車といえるでしょう。
そのほかの便利装備としては、大容量のグローブボックスや500mlの紙パックが置けるカップホルダーを標準装備(2WD車)するなど、商用車としてかゆい所に手が届く配慮がなされています。
荷室容量は、後部座席を倒せば、A4コピー用紙箱なら91個、コンパネ(1,800㎜×900㎜×12㎜)なら33枚乗せることが可能です。
▼日産 NV150 AD 概要
サイズ(㎜) | 全長4,395×全幅1,695×全高1,500 |
乗車定員(人) | 2〜5 |
エンジン形式 | 1.5L ガソリン |
燃費 WLTCモード(㎞/L) | ・DX:16.1 ・エキスパートLX:16.1 ・エキスパートGX:12.5 |
装備 | ・ハイビームアシスト ・インテリジェントエマージェンシーブレーキ ・ヒルスタートアシスト(坂道発進サポート) ・車線逸脱警報 |
車両本体価格(税込) | ・DX:1,787,500円 ・エキスパートLX(2WD):1,889,800円 ・エキスパートGX(4WD):2,158,200円 他5グレード |
公式サイト | https://biz.nissan.co.jp/CARLINEUP/DETAIL/ad.html |
トヨタ プロボックス
トヨタのプロボックスは、多くの企業が商用車として利用しており、商用車といえばプロボックスを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。
こちらも日産NV150 ADと同様にライトバンタイプの車ですが、アクセルを踏んだ時の加速の良さやタフなエンジン性能には発売当初から評判がありました。
現在はガソリンとハイブリッドの2種類があり、もともと定評のあるエンジンにモーターを加えたハイブリッド車は、低燃費・スムーズな加速・乗り心地を実現し、ますます商用車としての価値を高めています。
安全性能としては、歩行者検知機能の「プリクラッシュセーフティ」や、車線逸脱をブザーやディスプレイ表示でサポートする「レーンディパーチャーアラート」など、事故を未然に防ぐ機能が装備されています。
荷室長は5人乗車時で1,040㎜、2人乗車時で1,810㎜あり、みかん箱は38個、コンパネ(1,800㎜×900㎜×厚み12㎜)なら33枚積み込めるので、営業車以外にも建設資材の運搬にも利用可能です。
ミニバン問合せNo3;プロボックス▼トヨタ プロボックス 概要
サイズ(㎜) | 全長4,245㎜×全幅1,690㎜×1,525㎜(4WD車1,530㎜) |
乗車定員(人) | 2〜5 |
エンジン形式 | ・F、GL、GX、Gグレード:1.5Lガゾリン+ハイブリッド ・Gグレード(2WD):1.3Lガソリン |
燃費 WLTCモード(㎞/L) | ・Fグレード:22.6〜14.6 ・GL、GXグレード:22.6 ・Gグレード:17.2〜14.6 |
装備 | ・コンライト(自動点灯+自動消灯+オートハイビーム) ・充電用USB端子 ・トヨタセーフティセンス(歩行者検知・レーンディパーチャーアラート) ・盗難防止(イモビライザー)など |
車両本体価格(税込) | ・ガソリン2WD:Gグレード(1.3L)1,491,000円 ・ハイブリッド4WD:Fグレード(1.5L)1,901,000円 他6車種 |
公式サイト | https://toyota.jp/probox/ |
日産 NV200バネット
日産NV200バネットは、5ナンバーの小型商用バンでありながら、大容量の荷室スペースが確保できるため、多くの企業や個人事業主に利用されています。
荷室長は最大で1,900㎜で、A4コピー用紙箱なら163個の積載が可能です(2人乗車時)。また、商用車なら2〜5人乗りが主流ですが、最大7人乗りのワゴンタイプも用意されています。
安全装備では、衝突軽減をサポートする「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」や、車線逸脱警報などの先進安全技術も装備され、安心して仕事ができる車です。
また、商用バンという特性から、荷室が広く確保できる2人乗りも用意されています。
NV200バネット リース料一覧▼日産 NV200バネット 概要
サイズ(㎜) | ・バンDX(2WD 2人乗り):全長4,400㎜×全幅1,695㎜×全高1,855㎜ ・バンDX(4WD 5人乗り):全長4,410㎜×全幅1,695㎜×全高1,885㎜ ・ワゴン(2WD 7人乗り):全長4,400×全幅1,695㎜×全高1,850㎜ |
乗車定員(人) | ・2〜5(バン) ・5〜7(ワゴン) |
エンジン形式 | 1.5Lガソリン |
燃費 WLTCモード(㎞/L) | ・DX( 2人乗り):13.4(2WD)10.9(4WD) ・DX( 5人乗り):13.4(2WD)10.9(4WD) ・VX(5人乗り):13.4(2WD) ・GX(5人乗り):13.4(2WD)10.9(4WD) ・16X-2R(ワゴン5人乗り):13.6(2WD) ・16X-3R(ワゴン7人乗り):13.6(2WD) |
装備 | ・インテリジェントエマージェンシーブレーキ ・ハイビームアシスト ・ヒルスタートアシスト(坂道発進アシスト) ・LDW(車線逸脱警報)など |
車両本体価格(税込) | ・2,142,800円〜2,798,400円(バン) ・2,332,000円〜2,498,100円(ワゴン) |
公式サイト | https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv200vanette.html |
関連記事:「職人仕事にオススメの車種8選をタイプ別に紹介!」
まとめ
今回は、商用車にミニバンを選ぶメリットや、おすすめの車種を解説しました。
ミニバンは室内が広く、多彩なシートアレンジができることから、商用車として最適だといえます。
但し、自社の商品が積めない等のトラブルになる可能性もあるため、正しいミニバン選びは重要です。
今回紹介したミニバンを参考に、自社に最適な車種を選択しましょう。
カーリースJOBBYで無料審査申込を上手にご活用ください。
審査申し込みはこちら